2000年02月28日 |
韓国のEC企業ケムクロス、日韓台から多数参加で明日にも設立 |
7月営業開始~日本からは丸善石化/三菱ガス化/ゼオンが出資 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:日本ゼオン、丸善石油化学、三菱ガス化学 |
韓国のサムスン物産が中心となって進められている化学品のe-コマース(EC、電子商取引)企業ケムクロス(chemceoss.com)は、広く日韓台の化学メーカーの参加を呼びかけているが、日本からは丸善石油化学、三菱ガス化学、日本ゼオンの3社が出資、参画する。ケムクロスは7月の営業開始を予定しており、その際には150社の参加を目標としている。 ケムクロスは、現在日韓台の化学メーカーを中心に参加を呼びかけており、2月中に20社の参加を目標に資本金300万で設立(本社カリフォルニア)、7月から営業を開始する。さらに6月までに150社の参加を目指しており、2002年には資本金を3,000万ドルまで拡大する計画を立てている。 日本から参加するのは、丸善石油化学、三菱ガス化学、日本ゼオンの3社で、3社とも明日(29日)に出資金を払い込む。ケムクロスの出資金は、1社当たり10~50万ドルで、丸善石油化学は30万ドルを出資する。さらにケムクロスは、今後韓国の店頭株式市場であるコスダック(KOSDAQ)へ上場、2001年には米国のナスダック(NASDAQ)への上場を目指している。 このほか韓国では、化学品のECプロジェクトとして、SKグローバルとLGインターナショナルがグループの化学企業の製品を扱うケムラウンド(chemround.com)、現代グループはケムピア(chempia.com)の2つがあるが、これらに対しケムクロスは海外企業が参加していること、またネット企業ではなく化学メーカー主導の会社であることが、他の2計画だけでなく米国のケムコネクトなどとことなっている。 なおケムラウンドとケムピアは最近計画を統合したという話もある。 |