2000年02月25日
昭和シェル石油と東亜石油、両社の川崎製油所の運営一体化で合意
昭和シェル石油、川崎製油所の資産を東亜石油に賃貸
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和シェル石油

 昭和シェル石油と東亜石油は25日、同日開催の両社の取締役会において、今年10月をめどに昭和シェル石油川崎製油所の資産を東亜石油に賃貸、東亜石油が自社の川崎製油所と併せて両製油所を一体運営することを決定した、と発表した。
 両社では、国内石油業界における競争力激化に対処すべく、業界で最強の精製コストを達成を目的にするとしている。
 昭和シェル石油の京浜および関東以北への製品供給を担う両製油所は、以前から既設のパイプラインによって基材の相互融通を行い、効率的な操業を実施しており、装置構成上強固な補完関係にある。今後運営一体化により、両社間の原油受委託精製の規模拡大、事業の一元運営も実現することになる。
 なお、現在の昭和シェル石油川崎製油所従業員は、当面東亜石油への出向となるが、一定の準備期間を経た後に東亜石油へ転籍予定。