2002年02月07日
1月のエチレン生産量は64万5,200トン
前年比は3.9%減、ピークの00年比は6.8%減
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:三菱化学、経済産業省

 経済産業省製造産業局が7日、エチレンセンター11社の速報を集計したところによると、1月のエチレンの生産量は11社合計で64万5,200トンとなった。前月比は1.7%増、前年同月比は3.9%減である。定修による運休プラントは前年同月同様にゼロであった。平均稼動率は97.3%で、前月より1.6ポイント高く、前年同月より2.6ポイント低い。
 
 1月単月の60万トンの大台超えは、95年に前年同月の51万2,858トンから一気に62万3,899トンに増えて以降これで8年連続となった。ただし、ピークの2000年1月に比べると4万7,000トン(6.8%)少ない。
 1月の実績が前月を1.7%上回ったのは前月比平均稼働率が上昇したせい。また、前年同月を3.9%下回ったのは、前年同月比平均操業率が低下したことと昨年1月中旬に三菱化学四日市事業所のエチレンプラントが停止したのに伴って全体の生産能力が若干縮小したためと見られる。