2000年02月23日 |
東南アジアのポリオレフィン市況続伸 |
3月積みはLDPEが800ドル台に |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:日本ポリケム |
日本ポリケムなどポリオレフィンメーカー筋によると、同樹脂の東南アジア地域における取引価格は3月渡しが一段と高値になることが確定的となってきた。 現在の各樹脂のCIF価格は、LDPEが1キログラム当たり(以下同)730ドル前後、L-LDPEが約670ドル、HDPEのフィルム用が690ドル見当、PPのホモポリマーがおよそ580ドルとなっている。 これが、3月積みはLDPEとL-LDPEが70ドル、HDPEが80~90ドル、PPホモポリマーが60~70ドル上がる見通しにある。高圧法低密度ポリエチレンにいたってはついに800ドルの壁を突き破って820~830ドルとなる見込みだ。 ナフサ高に伴うオレフィンの高騰と、日・韓両国の定修を控えての需給タイト感の広がりが続伸の背景なだけに、少なくとも3月いっぱい、場合によっては4月も高止まりが続くとの見方が商社筋に多い。 |