2000年02月22日 |
ゼネラル石油と東燃、7月1日で合併「東燃ゼネラル石油」に |
2001年売上1兆1,284億円、経常545億円目指す |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:エクソンモービル |
ゼネラル石油と東燃は22日、7月1日をもって合併する、と正式発表した。 新会社の社名は「東燃ゼネラル石油」で、会長には岡井正義氏(現ゼネラル石油社長)、社長には玉堀為彦氏(現東燃社長)が就任する。存続会社はゼネラル石油。 ゼネラル石油は1947(昭和22)年設立の石油元売および石油精製会社で、1999年12月期予想は売上高5,150億円、経常利益150億円、当期利益194億円の赤字。一方の東燃は1939(昭和14)年設立の石油精製大手で1999年12月期予想は売上高4,898億円、経常利益362億円、当期利益377億円。 合併後は2000年12月期予想売上高8,225億円、経常利益290億円、当期利益140億円、2001年12月期予想売上高1兆1,284億円、経常利益545億円、当期利益355億円を見込む。2001年12月期の合併効果では人件費削減効果が年間約45億円、物流などの最適化で約29億円を見込む。 両社はいずれも旧エクソン・コーポレーション、旧モービル・コーポレーションと長年にわたって資本提携関係にあったが、昨年11月30日のエクソンモービル・コーポレーションの発足によって日本国内関係企業の再編が求められていた。 合併比率は1999年12月31日現在の株式数に基づきゼネラル石油1に対し東燃2.7を算出。これに基づき、ゼネラル石油では合併までに額面普通株式(1株の額面金額50円)2.7に対し、額面普通株式1株の割合を以って無償併合し、資本の額を減少させる。よって株式併合後の合併比率は1:1となる。合併により発行する株式は5億6,148万8,560株(額面50円)。 ゼネラル石油の株式併合により同社発行済み株式総数が減少、これに伴い資本額は減少するが、減資差益は全額資本金に繰り入れられるため、資本の社外流失は無い。同社の資本は190億3,141万6,900円から119億8,274万4,000円減少し、70億4,867万2,900円となる。 |