2002年02月06日 |
化学物質円卓会議、第2回会合も論議活発 |
3~4月に地域フォーラムも開催へ |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:環境省 |
環境省総合環境政策局の主催による「化学物質と環境円卓会議」の第2回会合が6日開催され、『化学物質と環境に関するリスクコミュニケーション』についてフリートーキングが行なわれた。 フリートーキングに際しては、この分野の権威として知られる神沼二眞・元国立医薬品食品衛生研究所化学物質情報部長、浦野紘平・横浜国立大学大学院環境情報研究院教授、宮本純之・国際純正応用科学連合環境問題上級顧問‐‐のゲスト3氏が最初にそれぞれの見解を披露、次いで、その内容を中心に各委員が意見を述べ合うかたちが取られた。本番のディスカッションは、同会議のメンバーが立場や考え方の異なる人々で構成されているだけにこの日も白熱したものとなり、閉会時間は当初の予定を30分オーバーして4時半となった。 しかし最終的には、“化学物質と環境の問題は不確実の事柄が極めて多いので市民一人ひとりに至るまで理解を浸透させるのは容易でないが、産業、行政、専門家、NGOそれぞれがことがらの重要性を十分に認識してリスクコミュニケーションを効果的に実践していくことが大切”との点に多くの委員の意見が集まった。 なお同日同会議では、3月18日あるいは19日に神奈川県で、さらに4月中~下旬には滋賀県でそれぞれ地域フーラムを実施することで意見の一致をみた。狙いは(1)化学物質と環境に関する地域レベルの取組みに関する情報の共有(2)「化学物質と環境円卓会議」に対する意見・要望の把握‐‐の2点。 |