2000年02月17日
LDPEの国内向けは15カ月連続で前年超え
汎用樹脂の1月の出荷、他の3樹脂はマイナス成長
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 汎用4樹脂(ポリオレフィン3樹脂とポリスチレン)の1月の出荷実績は、LDPEこそ前年同月を上回ったものの、他の3樹脂はいずれもマイナス成長となった。国内向け出荷も同様である。LDPEの国内向けは12カ月連続で前年超えとなった。
 LDPEの国内向けが好調を持続しているのは、包装材関係を中心に既存のL-LDPEの実需が順調に回復しているのと、もう一つはメタロセンPEの市場開拓が円滑に進み始めたことによるものと見られる。
 他の3樹脂の縮小の主因は、昨年11月から12月にかけて発生したいわゆるY2K需要の反動が出たことにあると見られている。 ポリオレフィン3樹脂の主要品種の前年同月比は次の通り。▽LDPE=一般フィルム用104%、加工紙用102%、射出成形用110%、電線用92%。▽HDPE=フィルム用96%、中空成形用96%、射出成形用86%、パイプ用113%。▽PP=射出成形用95%、フィルム用101%、シート用105%。

http://www.c-nt.co.jp/data/jpca/200001.html">2000年1月4樹脂生産・出荷・在庫実績(表)