2000年02月14日
ポリオレフィンメーカー、再値上げを検討
ナフサの高騰を重視、逆ザヤの解消を意図
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 ポリオレフィンメーカーの間にポリオレフィン三樹脂の再値上げを検討するところが増えてきた。
 これは、出発原料のナフサ価格が1~3月期において再び高騰することが避けられなくなったとの判断によるもの。
 ポリオレフィンメーカーの多くは、ナフサの国際スポット相場が今年1月以降再度高騰を続けているので1~3月期の入手価格(輸入ナフサの炉前価格と国産ナフサ価格)が1キロリットル当たり2万円を超えるのは確実と予想している。現在のポリオレフィンの価格体系は、同1万7,500円のナフサ価格見合いのものなので、最近の予想とおりにナフサ価格が上がっていくとたちまち赤字に陥ると主張するところが多い。
 あとは為替がどう推移するかだが、円高に戻らないと再値上げを決意するところが一気に広がることになりそう。