2000年02月14日
1999年の四大樹脂実績、目立つLDの容器包装材の伸び
PE、PP輸出は2桁の大幅増に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 通産省基礎産業局化学課は14日、1999年の四大樹脂(LDPE、HDPE、PP、PS)の需要実績をまとめた。国内出荷と輸出の合計の総出荷は、LDPEが前年比6.3%増、HDPE5.4%増、PP2.5%増、PS0.0%増といずれも前年を上回った。
 国内需要はHDPEが0.3%減となったものの、その他の樹脂はLDPE3.8%増、PP1.3%増、PS3.3%増といずれも増加した。
 需要部門別では、HDPEの主力分野であるフィルムが1.1%減少したものの、LDPEの同分野は5.4%増加、PPでも主力分野の射出成形が横ばいとなり、ほとんどの分野で前年を上回っている。
 こうした中では、LDPEの容器・包装関連品種が軒並み高い伸びを遂げている点が特に目を引く。同じフィルム用品種でもHDPE製がわずかとはいえマイナス成長となったのは、中国を始めとしたアジア諸国から例年以上にレジ袋などが流入したためと見られる。 輸出は、PSが16.0%減少したが、LDPEが21.4%増、HDPE30.8%増、PP11.2%と大幅に前年を上回った。
 実績の詳細は以下の通り


http://www.c-nt.co.jp/data/miti/19991012_4.html">1999年10~12月四大樹脂需給実績(表)
http://www.c-nt.co.jp/data/miti/1999712_4.html">1999年7~12月四大樹脂需給実績(表)
http://www.c-nt.co.jp/data/miti/1999112_4.html">1999年1~12月四大樹脂需給実績(表)