2000年02月14日 |
BASF、韓国のPTHF増設を完了~4月から3万トンでスタート |
世界トータル8万4,000トン/アジア4万5,000トン体制に |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:BASF |
独BASFの韓国現地法人であるBASFカンパニー・リミテッドは11日、蔚山で進めていたPTHF(ポリテトラハイドロフラン)設備の増設を近く完了する、と発表した。この結果生産能力は既存の年産2万トンから1万トン増え、4月から3万トン体制となる。 今回の増設について同社は、成長するアジアの需要、特に韓国市場に対応するために必要なものであると説明している。BASFはPTHFのトップメーカーであり、蔚山は独ルードビッヒスハーフェン、米ルイジアナ州ガイスマー、四日市に続く生産拠点。BASFは2000年半ばまでに世界でトータル8万4,000トン体制、アジアでは4万5,000トン体制を構築することになる。 PTHFは水着などに用いられるスパンデックス繊維や、フィルム、ホース、コーティング材、接着剤向けに使われる熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)の原料。このほかPTHFをベースとした製品には、スケートボードやインラインスケートの車輪などに使われるポリエステルやポリアミドの熱可塑性エラストマーがある。 |