2000年02月10日 |
ポリオレフィンの1月の出荷、国内向けが低水準 |
Y2K仮需の反動か、容器包装品種が前年割れ |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
ポリオレフィンの1月の国内向け出荷は、全体に低水準となった模様。 中でも、HDPE(高密度ポリエチレン)とPP(ポリプロピレン)は前年同月の出荷をかなり下回ったと見られている。LDPE(低密度ポリエチレン)は引き続き前年の実績を上回ったようだが、これは、メタロセン触媒によるL-LDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)が順調に伸びているためと見てよさそう。 ポリオレフィンの1月の内需が前年同月を下回ることは当初からあるていど予想されていた。昨年末に発生したと見られるいわゆるY2K仮需の反動が1月早々から出てくると見られていたからだ。現に、1月の国内需要の中でも特に落ち込みが目立つのは、Y2K問題に深い関わりを持つ容器・包装関連の品種といわれる。 ただし、ポリオレフィンメーカー筋によると、2月に入ってからの国内需要は全体に回復しつつあるという。 |