2000年02月09日
昭和電工、物流効率化「プロジェクト20」前倒しで目標達成
当初計画を1年前倒し、目標上回る24億円
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和電工

 昭和電工は8日、1997年に発足した物流効率化委員会「プロジェクト20」について、当初目標を前倒しで達成、さらに改善効果が見込めるとの成果を発表した。
 「プロジェクト20」は1997年から2000年までの4年間に、1996年の総物流費約200億円の10%にあたる年間20億円の削減を最終目標として物流の効率化を進めているもの。1999年の実績では約24億円と既に最終目標を20%上回る改善効果をあげており、さらに2000年計画では26億円超の改善効果を見込んでいる。
 同プロジェクトは、購買・物流担当者が委員長となり、各事業部門長・事業場長、本社関連スタッフ部長が委員、購買・物流部(物流グループ)が事務局となって運営される全社横断組織。この下に事業部・事業場ごとに推進委員会を設け、委員会の方針に沿って具体的な施策を立案・実施してきた。
 効率化の対象は、販売物流、調達物流、工場内物流を含めた「総物流」で、単に物流費を削減するのではなく、製品の製造や販売のあり方にまで踏み込んだ物流効率化を展開している。
 同社では、最終目標を大幅に上回る実績をあげたことで、全社的な「プロジェクト20」は計画を1年繰り上げ昨年末に終了、今後は各事業部門が主体となって「物流効率化活動」を継続していくとしている。


物流効率化金額は以下の通り(単位:億円)

      99年実績 00年計画
販売物流    15    16
場内物流     6     6
調達物流     3     4
合  計    24    26
目  標     -    20
※2000年見通しは99年実績に2000年の計画を加えた数値。