2000年02月08日 |
トーメン、今期単独・連結業績予想を大幅下方修正 |
当期純利益は1,093億円の赤字/無配転落へ |
【カテゴリー】:人事/決算 【関連企業・団体】:トーメン |
トーメンは8日、2000年3月期の単独・連結業績予想の修正を発表した。単独は売上高でマイナス2,050億円、経常利益マイナス45億円、当期純利益はマイナス1,128億円と大幅な下方修正となった。構造改革を進める中で不採算・非効率事業や不稼動資産の整理・売却により約4,074億円の特別損失を計上することが大きな理由。 同社は、これまで「構造改革プランバージョンアップ」を推進、不採算・非効率部門からの撤退・縮小、分社化の前倒し実施などに取り組んできた。この結果、売上高および売上高総利益が大幅に減少、経常利益も85億円に減少する見通しとなっている。この結果、不採算・非効率な事業や不稼動資産を整理・売却することで約4,074億円の特別損失を計上する見込みとなっている。一方、有価証券などの売却や東海銀行を中心に支援の検討を依頼している債務免除益を含め、特別利益として約2,546億円を計上する予定で、税効果会計導入による法人税等調整額約350億円を加えた当期純利益としては、1,093億円の損失となる。また期末に前回予想時には3円の期末配当を予定していたが、無配となる。 なお同時に欠損金の填補を目的に、現在の資本金497億8,044万5,327円を330億3,796万3,077円減少し、167億4,248万2,250円とすべく、今年6月の定時株主総会に図ることを決定した。 単独および連結の業績予想修正値は以下の通りで、修正値(前回予想)増減額の順(単位億円)。 [単独] 売上高 23,950(26,000)△2,050 経常利益 85(130)△45 当期純利益 △1,093(35)△1,128 [連結] 売上高 28,739(30,500)△1,761 経常利益 151(180)△29 当期純利益 △934(20)△954 |