2000年02月07日
EPSの出荷、昨年は2年連続の減少
89年並みの20万3,000トンに
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会

 発泡スチレン工業会の集計によると、発泡スチレンビーズ(EPS)の昨年の総出荷数量は20万2,921トンとなった。前年の実績比は99.0%である。98年の4%減に続いての2年連続のマイナス成長となった。
 EPSの過去10年の出荷量の推移をたどると、91年の23万2,947トンをピークにその後年々縮小し、97年にはいったん盛り返したが98年、99年と再び下降局面に入っている。
 99年の実績では、ブロック用とその他成型品用が前年を上回っている反面、消費量が最も大きい水産用が低迷し、加えて農業用が大幅減となっている点が目を引く。

 需要分野別の出荷数量は次の通り。かっこ内は対前年比。

 ▽水産用=9万660トン(97.9%)。
 ▽農業用=1万4,731トン(92.1%)。
 ▽その他成型用=3万8,553トン(103.0%)。
 ▽家電用=3万2,747トン(99.8%)。
 ▽ブロック用=2万2,896トン(102.5%)。
 ▽ネダ用=3,041トン(85.7%)。
 ▽一枚焼用=293トン(104.6%)。