2000年02月04日 |
SINOPECと揚子石化、南京にL-Lの20万トン設備を建設 |
ユニポールプロセスを採用/2002年稼動 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
米・ユニベーションテクノロジーズによると、中国石油化工総公司(SINOPEC)と揚子石油化工公司は共同でユニベ-ションからユニポールプロセスの技術ライセンスを受けて南京石油化学コンビナート内に大型のL-LDPE(気相法直鎖状ポリエチレン)プラントを建設する。設備規模は年産20万トン。2002年に完成し、稼動に入る計画。 ユニベーション社は、UCCとエクソン・モービルケミカルの合弁会社で、ユニポールプロセスに加えて、両社が開発したメタロセン触媒による気相法直鎖状ポリエチレンの製造に関する技術(エクスポールプロセス)についてもライセンス権を有している。 今回のSINOPECと揚子石化の共同プロジェクトは、そのエクスポールプロセスも合わせて採用することができるもの。これによって、両社は高密度から低密度にいたるまでの幅広い範囲のポリエチレンを工業化していくことになりそう。 なお、ユニポールプロセスによって稼動するリアクターの数はこれで全世界で81基となる。中国では9番目の採用企業となる。同プロセスの採用国は20カ国、総設備能力は年間1,100トンという。 |