2000年02月01日 |
PVC国内需要引き合い回復、1~3月は1997年水準へ |
輸出も旺盛な引き合い続く |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
PVC(塩化ビニル樹脂)は、昨年は硬質・軟質ともに年の後半から対前年を上回る需要が続いていたが、1月にはY2K問題などによる一時的な反動があったものの、現在はパイプ向けを中心に引き合いが回復してきており、1~3月は1997年水準への回復が見込まれている。 PVCの国内向け出荷は、需要期である3月、7月、9月をピークとしてその前後は引き合いが軟化する傾向が続いている(別表参照)。昨年についても、同様な傾向が見られたものの、6月から1998年を上回る出荷が続いており、とくに9月以降は大きく出荷が伸びている。これはパイプなどの硬質分野の回復が大きく需要を押し上げたものと見られている。今年についても既に3月の年度末を睨んで引き合いが出始めており、業界筋では1997年水準への回復が見込めるとしているもの。 一方、輸出については旧正月が明ける2月分からの中国を中心に旺盛な引き合いが出ており、例年軟化する1月の輸出価格もステイであるCFR・トン760ドルで決着、3月分は800ドルを目指しての輸出価格引き上げ交渉が続いていくものと見られている。 <参考> http://c-nt.co.jp/news/pvc1.gif> http://c-nt.co.jp/news/pvc2.gif> |