2000年01月31日 |
韓国の汎用樹脂の輸出、99年は大幅減に |
1~11月の累計は6樹脂計で408万トン |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
大手商社がこのほど調査したところによると、韓国の汎用樹脂業界による昨年の輸出数量は前年の実績を大きく下回った模様。 現時点までに判明している昨年1月から11月までの累計は、ABS樹脂を除いていずれも前年の年間総輸出量を大幅に割り込んでおり、続く12月も特に前年を大きく上回るには至らなかったと見られている。マイナス成長が確定すれば同国の汎用樹脂のこの10年の歴史で初めてのケースとなる。 大手商社の調べによると、汎用各樹脂の1~11月の累計は、LDPEが約65万3,100トン(前年の年計は約80万800トン)、HDPEが同95万100トン(同112万5,700トン)、PPが同123万5,800トン(同156万4,900トン)、PSが42万7,300トン(同50万5,700トン)、PVCが34万3,600トン(同54万3,500トン)、ABS樹脂が47万2,700トン(同42万4,600トン)--となっている。 6樹脂の合計は408万2,600トンで前年の年間総合計を18%弱下回っている。数量にして90万トン近く少ない。昨年の月間輸出量は最大約44万トンであったので、年計でも前年を下回ったのは間違いないと見られる。 |