2000年01月25日
東ソー、日本石英硝子を完全子会社化
4月1日付、株式交換を実施へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東ソー

 東ソーは25日、同日開催の取締役会において株式交換制度により日本石英硝子を完全子会社化とすることを決議し、同社と株式交換契約書を締結した、と発表した。
 2月下旬開催予定の日本石英硝子の臨時株式総会において株式交換契約書の承認決議を得た上、4月1日を株式交換の日とする予定。株式交換比率は東ソー1に対し日本石英硝子0.395、株式交換により発行する新株式数は496,673株(額面50円)。
 東ソーグループは情報・通信分野に石英硝子を素材とする各種製品を供給しているが、日本石英硝子を完全子会社化することでスピードのある経営を実現するとともに、グループ内経営資源の有効活用により同事業の収益力を改善し、株主価値の拡大を目指す。
 なお、1999年3月期の日本石英硝子の売上高は57億3,600万円、営業利益10億6,700万円の赤字、経常利益12億700万円の赤字、当期利益9億1,600万円の赤字だった。同社は、東ソーの連結対象子会社で、本株式交換実施に伴う連結業績の変化は予測していない。