2000年01月24日
PPフィルムの出荷、昨年も着実な伸び
OPPもCPPも食品包装用が好調
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 ポリプロピレンフィルム工業連合会がこのほど集計したところによると、PP(ポリプロピレン)フィルムの昨年の出荷量は、OPP(延伸PPフィルム)もCPP(無延伸PPフィルム)もともに着実な伸びを遂げた。
 OPPの総出荷量は23万7,021トンで、前年の実績を4.2%上回った。一方のCPPの総出荷量は13万5,804トンで、前年比6.1%増となった。いずれも過去2年の年間伸び率を大きく上回っている。出荷の絶対量もともに史上最高の規模である。
 出荷の内訳を見ると、両品種とも主力の食品包装用の伸びが目立つ。OPPの食品包装用の総出荷量は15万7,199トンで、前年を6.2%上回っている。CPPの食品包装用は11万5,573トンで、5.5%増となっている。平成9年、10年の伸び悩みから脱却した感じだ。また、出荷の絶対量こそ小さいものの延び率の高さではCPPの繊維包装用が他を大きく引き離している。出荷数量は3,841トンながら前年比は114.9%となっている。
 これらを含む両品種の内需総量は、OPPが22万8,277トンで前年比104.2%、CPPが13万4,269トンで同105.9%である。輸出はOPPが8,744トンで同92.8%、CPPが1,535トンで同119.7%となっている。