2000年01月19日
日本ポリケム、2000年のLD内需3%増198万トン見込む
需要イメージ、つかみにくいアジアの動向、輸入品
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:日本ポリケム

 日本ポリケムは18日、LDPE(低密度ポリエチレン)の1999年の需要実績(見込み)と、2000年のイメージを発表した。
 99年は、国内景気に回復感が戻り、内需が前年比5%増の192万6,000トン、生産は5%増の206万4,000トンとなった。
 2000年は、国内景気は一層回復基調が強まるとみられるものの、公共投資の効果や個人消費の伸びなどにはそれほど期待できない。
 アジアの経済は順調に拡大していきそうだが、新増設プラントが相次いで操業入りする。一方、輸入品は韓国、台湾、シンガポールの3か国が来年度から特恵対象国から除外される。4月以降、これまでのような急激な輸入はなくなると予想されるが、代ってタイやサウジアラビアから入ってくるとみられ、アジア市場は様変わりしそうだ。
 ナフサは昨年春と異なって高止まりしており、先行きの見通しがつかみにくい。
 こうした事情から同社では、2000年の国内需要を3%増の198万1,000トン、輸出は8%減の37万トン、国産必要量は横バイの206万6,000トンと予想している。(内訳は別表に)


http://www.c-nt.co.jp/news/2000LDPE.html">2000年LDPE需要イメージ(表)