2000年01月18日 |
住友化学と東ソー、ともに気相法L—Lの品種転換を完了 |
透明性や耐ブロッキング性が市場で人気 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:住友化学、東ソー |
気相法L-LDPEの製造を専業とする「千葉ポリエチレン」の出資会社であり、販売を担当している住友化学工業と東ソーの両社は、かねて取り組んでいた同樹脂のグレード転換作業をこのほど全て完了した。 両社は、住友化学が気相法L-LDPEの製造に係わる新触媒技術の開発に成功したのを機に千葉ポリエチレンの年産10万トンプラントの触媒を新触媒に切り替え、そして販売に当たっても、需要家の評価を確認しながら各種グレードを段階的に新触媒による品種に転換する作業を進めてきていたもの。 両社によると、市場では、切り替え品種全体の品質・機能が高く評価されており、中でも透明性や耐ブロック性が人気を呼んでいるという。千葉ポリエチレンの気相法L-LDPEはC4コモノマーによる汎用型ポリエチレンだが、今回の新触媒への転換によって付加価値が高められたので十分な国際競争力を発揮できることになるという。 |