2000年01月17日 |
旭化成、ナイロン66/変性PPEの値上げが浸透 |
66はキロ15~20円/変性PPEは20円で決着 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:旭化成 |
旭化成工業は昨年秋にナイロン66樹脂および変性PPE(ポリフェニレンエーテル)の値上げを打ち出していたが、昨年中に決着、年初から浸透しているもようだ。 同社は昨年10月21日出荷分からナイロン66樹脂でキログラム当たり30円、11月16日出荷分から変性PPEで同20円の値上げを打ち出した。やや遅れたものの、交渉は比較的順調に進み、昨年中にナイロン66樹脂は15~20円、変性PPEはほぼ満額の約20円で決着した。 両樹脂とも昨年は、内需がやや減少したものの輸出は堅調で、同社の場合、特に変性PPEは内需の落ち込みを輸出がカバーして出荷は前年比プラスを記録した。また当面の需要に備え、昨年11月には千葉の設備を5,000トン増強、年産3万5,000トンに引き上げている。 |