2000年01月14日 |
フラットヤーンの出荷、HDPE製品が盛り返す |
クロスシートとレジン袋向けがともに高い伸び |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
日本フラットヤーン工業組合がこのほどまとめたところによると、フラットヤーンの昨年11月の総出荷量はアウトサイダー分を含めて4,915トンとなった。前年同月比は105.2%である。昨年1~11月の間の月間出荷量で前年同月の実績を上回ったのは、11月が初めて。 うち、HDPE製品が2,738トン、PP製品が2,177トンとなっている。前年同月比はHDPE製品が110.9%、PP製品が98.9%。HDPE製品の伸びの高さが目を引くが、これは、メーンのクロスシート用の需要が好調で前年同月を30.8%上回ったことによるところが大きい。クロスシートに次ぐ需要規模のレジン袋用も37.9%増と好調であった。HDPE製品の需要は昨年6月まで不調を続けていたが、7月から徐々に盛り返しつつあった。10月、11月はさらに加速がついてきたといえる。 この結果、フラットヤーンの1月から11月までの総出荷量は5万1,514トンとなった。前年同期比は96.7%である。うちHDPE製品は2万8,139トンで前年同期比が105.2%、PP製品が2万3,375トンで同91.7%となっている。PP製品の不振は、主として海外品の増加によると見られている。 |