2000年01月13日
デュポン、欧州でサバンチとのポリエステル製品合弁をスタート
欧州/中東/アフリカ地域に製品を供給
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:デュポン

 デュポンとHaci Omer Sabanci Holding, A.S.は現地時間の12日、欧州におけるポリエステル繊維、同樹脂および中間体の合弁会社を今年からスタートさせた、と発表した。昨年4月に発表していたもので、新会社デュポンSAは、ポリエステル関連製品を製造、欧州、中東およびアフリカ地域に販売していく。この結果、売上高10億ドル、従業員4,500名と、同地域で最大のポリエステルメーカーとなる。
 デュポンSAのP.W.Kerry Kehoe CEOは、「新会社は、サバンチのオペレーション・ノウハウとデュポンの技術力を統合、ポリエステル製品で幅広いラインアップを提供するだけでなく、最高のサービスも提供していく」と語った。
 なお新会社は、デュポンが英Pontypoolおよび独Uentropに有しているPTA(高純度テレフタル酸)、ポリエステル樹脂に加え、サバンチ傘下のSASAがAdanaをはじめとしたトルコに有しているポリエステル繊維、樹脂、PETボトル、DMT(ジメチルテレフタレート)やサバンチが英Garforthに有する紡織設備を所有している。