2000年01月07日 |
ソーダ工業会の賀詞交換会盛況 |
辻会長「塩素誘導品も含め構造問題考える年に」 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:ダイソー、トクヤマ、日本ソーダ工業会 |
日本ソーダ工業会は7日、東京・大手町の経団連会館で新年賀詞交換会を開いた。 挨拶に立った辻薫会長(トクヤマ会長)は、まず今年の課題として(1)環境対策(2)新技術であるガス拡散電解技術の研究推進(3)事業採算、経済性の回復、の3点をあげ、「成果を21世紀につなぐ、かけ橋の年にしなければならない」と強調した。 とくに環境問題では「これまでソーダ業界には塩素誘導品に対する関心が少なかった」点を反省材料に、「ソーダと塩素のバランスは長年の課題だ。環境問題とともに構造問題を皆で考える年にしたい。海外との情報交流もこれまで以上に重要になる。世界と一つになって取り組んでいきたい」と結んだ。 このあと岡本巌通産省基礎産業局長が「日本経済にはようやく明るさが見えてきた。今年は民需主導型の景気回復の第一歩にしたい。日本経済はまだまだ成長力、競争力をもっている」と祝辞を述べ、里茂皓ニ副会長(ダイソー社長)の音頭で乾杯したあと、歓談に入った。 会場には450人の業界首脳、関係者がつめかけ盛況だった。 |