2000年01月06日 |
アジアのポリオレフィン相場、依然弱含み |
日本各社、中国の旧正月明け需要に期待 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
ポリオレフィン業界筋によると、ポリオレフィン各樹脂のアジア地域の相場は依然として弱含みで推移している。最大の消費国である中国からの注文がさらに縮小してきたのが主因。2月5日からの旧正月向けの需要が終了したことによる。 HP-LDPE(高圧法低密度ポリエチレン)のフィルム用品種の平均CIF価格はトン当たり700ドル前後という。HDPE(高密度ポリエチレン)のフィルム用は同620ドルがらみ、また、PP(ポリプロピレン)の射出成形用品種は同500ドル内外のレベルと見られる。2週間前に比べるとおおむね同20ドル方安い。 ただし、わが国のポリオレフィンメーカーの多くは、中国の需要は旧正月明けに再び拡大すると予想している。市況もそれに合わせて上向くと期待している。ついては、現在の相場を下回るレベルでの成約を自制していく構えにある。 |