1999年12月27日
旭化成工業、スパンボンド1万3,000トン増強
需要増大に対応、2001年稼動入り
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:旭化成

 旭化成工業はスパンボンド(合繊不職布)の需要増大に対応するため、延岡工場の生産設備を増強する。同社はナイロン、ポリエステル、PP(ポリプロピレン)の3素材のスパンボンドを生産しているが、薄くて柔かいなどの特徴があるところから、紙おむつ用を中心に需要が伸びている。
 増強する設備は年産1万3,000トン能力、2000年初着工し、2001年完成、稼動入りの予定で、投資額は約50億円。主としてPPスパンボンドを中心に生産していく計画。増設後の能力は年産3万5,000トンとなる。
 現有能力は年産2万2,000トンで、素材別の生産内訳はPP約1万2,000トン、エステル約6,000トン、ナイロン約4,000トン。 
 今後は生活資材用途(食品包装など)やメディカル用途などに市場拡大が期待できるとしている。