1999年12月21日
マレーシアのタイタン、新石化工場でPP設備も完成
年産20万トンプラント、年明けにも操業開始
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 ポリプロピレン業界筋によると、マレーシアのパシールグダン工業団地内でタイタンポリプロピレンが建設工事を進めていたポリプロピレン新プラントがこのほど完成した。
 設備能力は年産20万トン。採用プロセスはモンテルのスフェリポール法。現在試運転中で、年明け早々にも本格操業に入るのではないかと見られている。
 これに伴い、タイタンポリプロピレンの保有PP設備の総生産能力は年33万トンとなった。原料プロピレンは、今年10月から年産33万トン能力のエチレンプラントを操業しているタイタンペトロケミカルから供給を受ける。タイタンペトロケミカルを中核とする新石油化学コンビナート内では、今回のPPプラントに先駆けてタイタンポリエチレンの同20万トン能力のLDPE設備が11月から操業中である。