1999年12月15日 |
POインフレフィルムの出荷、L-Lが伸びHDが減少 |
10月の総出荷量は前年の完全横並びに |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン、日本ポリオレフィンフィルム工業組合 |
日本ポリオレフィンフィルム工業組合は15日、ポリオレフィンインフレーションフィルムの10月の出荷実績をまとめた。それによると、LDPE、HDPE、PPの三種類のインフレーションフィルムの総出荷数量は74,143トンとなっている。前年同月の実績は74,162トンであったので、完全な横並びということになる。前月比は103.1%である。この場合は例年の季節変動要因による伸長と見てよさそう。 品種別に前年同月比を見ると、LDPEフィルムは微増(1.4%増)、HDPEフィルムはかなりのマイナス成長(3.1%減)、IPPはほぼ横ばい(0.6%減)ということになる。 このうちのLDPEフィルムの増加は専らLーLDPEフィルムの伸び(3.3%増)に支えられてのもの。主力のHP-LDPEフィルムの成長率は0.1%にすぎない。ちなみに、L-LDPEフィルムのうちの一般包装用の伸び率は1.7%、農業用の伸長率は15.6%である。 一方のHDPEフィルムのマイナス成長は、メーンの強化極薄用フィルムの輸入が一段と活発になっていることによる。このため、同フィルムの1~10月の累計もわずか0.3%ながら前年同期を下回っている。 http://www.c-nt.co.jp/data/po/1999film.html">ポリオレフィンフィルム出荷実績(表) |