1999年12月07日 |
OPP、CPPの価格交渉、当面は1連200円上げ |
フィルム各社は年明けにもう一段の値上げに挑戦 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:サン・トックス、大日本印刷、東セロ、凸版印刷 |
東セロ、サン・トックスなどPP(ポリプロピレン)の延伸フィルム(OPP)ならびに無延伸フィルム(CPP)メーカー各社は、大日本印刷や凸版印刷などコンバーター各社との間で各品種の価格是正の交渉を進めていたが、このほど、当面の取引価格を1連当たり200円(1CC当たり2銭)引き上げることで妥協した。一部の品種は同300円の上げ幅とすることになった模様。多くが12月1日の出荷分から適用される。 PPフィルムメーカーが各コンバータに受け入れを要請してきた上げ幅は同400円であった。したがって、今回の妥結内容はフィルム各社の希望を大幅に下回る。このため各社とも、このままでは採算を到底維持していけないとしており、来年早々に再度コンバータ各社と折衝して当初の狙い通りの価格修正を目指すとしている。フィルムメーカーのうち東セロは、LーLDPEフィルムについても同様に引き続き同400円の値上げ受け入れを各ユーザーに強く求めていく方針だ。 |