1999年12月07日 |
韓国のポリオレフィン輸出、依然として中国向けがダントツ |
1~10月の累計は前年を下回るペースにとどまる |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
大手商社数社がこのほど調査したところによると、韓国の石油化学企業によるポリオレフィンの輸出通関数量は依然として中国向けが圧倒的多数を占めている。ただし、1~10月の総輸出数量は前年を若干下回るペースとなっている。 商社筋の調べによると、韓国のポリオレフィン企業による1~10月トータルの輸出通関数量は、LDPEが62万6,521トン、HDPEが90万8,613トン、PPのホモポリマーが105万4,142トン、PPのコポリマーが11万5,770トンとなっている。 これらのうち中国向け(ただし香港向けは除く)が占める数量は、LDPEが28万311トン、HDPEが41万5,665トン、PPホモポリマーが40万4,622トン、同コポリマーが1万6,572トンと多い。PPコポリマーを除くと他の国を大きく引き離している。各樹脂の総輸出数量に占める中国向けの構成比率は、LDPEが44.7%、HDPEが45.8%、PPホモポリマーが38.4%、.PPコポリマーが14.3%ということになる。 一方、各樹脂の累計は前年を下回る規模にとどまっている模様。4樹脂の昨年1年の総輸出量は、LDPEが80万772トン、HDPEが112万5,304トン、PPホモポリマーが148万475トン、同コポリマーが84,473トンであった。今年はPPコポリマーこそすでに昨年1年分を大きく上回っているものの、他の樹脂はペースが鈍いと言える。 |