1999年12月02日 |
三菱化学産資、新タイプの防水材とリターナブル容器を企業化 |
環境負荷低減型ケミカル建材として事業の新しい柱に |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱化学、三菱化学産資 |
化学系産業資材の総合大手メーカーである三菱化学産資はこのほど環境負荷低減型の新タイプの防水材を開発、商品名「MY(マイ)ルーファー」として受注活動を開始した。またこれに合わせて、同じく環境負荷低減を目的とした産業資材用リターナブル容器も開発し、商品名「ハイブロン」http://www.c-nt.co.jp/news/mrc1.jpg>(写真)で同時に販売を始めた。 「MYルーファー」は、アクリルエマルジョンによる無溶剤タイプの水系完全1液型厚膜難燃塗膜防水材で、引火性や中毒・臭気の問題がないこと、3~4ミリの厚膜が1~2回塗るだけで実現できること、耐候性や耐久性に優れること、塗膜の耐破断性が十分なこと、2級以上の難燃性をもつことーーなどが特徴。 一方の「ハイブロン」は、ポリプロピレンの耐衝撃性コポリマーを原料に使ったバッグ・イン・ボックス型のリターナブル専用容器。防水施工後に発生する産業廃棄物のほか、エマルジョン、塗料、ワックス、食品、化粧品、その他粉粒体など各種産業資材の保管・輸送・運搬・作業・回収等々多彩な目的・ニーズに弾力的に対応できる機能を持つ。繰り返し使用に耐えるタフな構造となっていること、蓋の開閉が特殊なネジ方式を採用しているので簡単なことなども特徴。 容量は20リットル。価格は1缶1500円。ただし、まとまった数量の場合は低料金となる。標準内袋としてインフレ袋底シールも準備している。内袋の価格は1枚30円。 同社では、いずれについても環境対応型のケミカル建材の一つとしてセットもしくは単体で広く普及させていく考え。既存の土木資材、冷熱管材、物流機材の三つの事業部門に型を並べる柱の一つに育成していく方針だ。 http://www.c-nt.co.jp/news/mrc1.jpg>ハイブロン側面(写真) http://www.c-nt.co.jp/news/mrc2.jpg>ハイブロン蓋・底面(写真) |