2002年06月03日 |
産構審、循環ビジネスWGの第5回会合を開催 |
報告書の取りまとめで活発に討議 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
産業構造審議会環境部会廃棄物・リサイクル小委員会は3日、循環ビジネスワーキンググループの第5回会合を開き、「循環ビジネスを軸とする循環型産業構造の形成を目指して」と題する同WGの報告書の取りまとめについて意見を交わした。 同WGは、循環型ビジネスの創出に向けた課題と政策対応の方向について論議し、得られた結論を産構審に報告するという役割をもつもの。 この日の会合では、事務局の経済産業省製造産業局がまとめた「報告書骨子案」をベースに熱心な討議が行なわれた。最大のポイントである「政策対応の方向」に関しては、事務局が示した(1)環境調和型製品、リサイクル品、リユース品の供給および需要の拡大(2)技術開発の推進(3)ITの活用(4)法精度の整備・運用--などを内容とする原案について基本的な同意が得られた。しかし委員の中から「人材・専門家の育成」「国際的視点に立っての政策作り」「再生品の安全性のチェック」「グリーン金融の確立」「消費者の不法投棄への対策」--なども重要テーマとして盛り込むべきだとの発言が相次ぎ、このため6月24日に第6回会合を開いて最終結論をまとめることになった。 |