2002年06月05日
積水化学、「自然に学ぶ」テーマに研究助成基金創設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:積水化学工業

 積水化学工業は、今年度からだれでも自由に応募できる研究助成基金制度を創設するとともに公募を開始した。

 基金の名称は「セキスイ自然に学ぶものづくり研究プログラム」とし、毎2000万円のファンドを設定、400万円を限度として応募者の中から対象者を選んで贈る。
 
 同社は環境創造型企業を目指し、1997年には創立50周年記念事業として経団連自然保護基金とタイアップし、国内外の自然保護活動への支援を開始した。また企業行動指針にも自然環境保護の理念を導入してきた。
 
 今回の助成は「自然の機能をものづくりに活用する研究」がテーマ。生物の模倣や、バイオ、その他再生可能資源を活かした材料研究を行なっている個人が対象となる。応募期間は6月1日〜7月20日。審査(書類)は、蒲池幹治福井工業大学教授ら社外有識者による委員会で行なう。