2002年06月12日
経産省、住化・三井化のPP新増設で「再構築計画変更」認定
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:住友化学、三井化学

 経産省は12日、住友化学、三井化学両社から提出のあったポリプロプラントの新増設に伴う「事業再構築計画の変更」申請(産業活力再生法)を認定したと発表した。
 
 変更したのは、両社が計画しているポリプロピレン(PP)プラントの新増設にあたっての資金調達方法で、前回(3月20日)認定を受けたときは、必要資金210億円は民間金融機関からの借入れ140億円と自己資金70億円でまかなうとなっていたが、今回これを政府関係金融機関(日本政策投資銀行)からの借入れ60億円、民間金融機関からの借入れ80億円、自己資金70億円、計210億円と変更した。
 
 計画内容自体は(1)三井化学は2003年9月完成を目標に大阪工場内に年産30万トンのPPプラントを建設、その後は住友化学の技術を融合して世界トップレベルのコスト競争力を実現する(2)住友化学は03年9月完工を目標に、千葉工場7CRプラントの年産5万トン増強を行い、高品質化と競争力向上をめざす、となっていて、前回と変っていない。