2002年06月14日 |
ポリオレフィンフィルムの3月の出荷は79,397トンに |
2月の実績を11.6%上回る、LDPEは5万トンの大台超え |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン、日本ポリオレフィンフィルム工業組合 |
日本ポリオレフィンフィルム工業組合の集計によると、同組合加盟のポリオレフィンフィルムメーカーによるインフレーションフィルムの3月の出荷実績は7万9,397トンとなった。同組合の統計方式が今年1月から変更になったので前年同月との対比はできないが、前月に比べると11.6%多い。 3月の営業日数は祝日と土・日曜日を除くと20日であり、2月より1日多かった。率にすると5.3%多い。その点を割り引いてもかなり高い伸び率ということができる。 樹脂別では、LDPEフィルム(L-LDPEとEVAフィルムを含む)が12.0%増えて5万トンの大台に乗った点が注目される。主力の産業用は8.0%増にとどまったが、ごみ袋が29.0%増と大幅な伸びを遂げ、農業用とその他もそれぞれ13.2%増、13.5%増と好調であった。 注目のHDPEのレジ袋は11.6%増の1万2,902トンと引き続き順調な伸びを遂げている。輸入品の増加が続いている中で予想以上の成長を続けているといえる。 こうした結果、ポリオレフィンインフレーションフィルム全体の1~3月の累計は21万6,759トンとなった。内訳は、LDPEフィルムが13万8,186トン、HDPEフィルムが7万679トン、IPPが7,894トンとなっている。HDPEのレジ袋は3万5,315トンである。 3月の樹脂別出荷実績と1~3月の累計は以下の通り。3月のかっこ内は前月比。 [3月の出荷] ▽LDPEフィルム(L-LDPEとEVAフィルムを含む) 産業用 =24,425トン(108.0%)。累計67,798トン。 ごみ袋 = 5,753トン(129.0%)。 14,592トン。 農業用 = 6,693トン(113.2%)。 16,969トン。 その他 =14,386トン(113.5%)。 38,827トン。 合計 =51,257トン(102.6%)。 138,186トン。 ▽HDPEフィルム レジ袋 =12,902トン(111.6%)。 35,315トン。 ごみ袋 = 3,038トン(113.8%)。 8,343トン。 農業用 = 105トン(115.4%)。 247トン。 産業用・その他= 9,477トン(106.9%)。 26,774トン。 合計 =25,522トン(110.1%)。 70,679トン。 ▽IPPフィルム = 2,618トン(113.0%)。 7,894トン。 |