2002年06月14日 |
ソーダ工業会の石津新会長「環境対策など最重要課題に」 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:旭硝子、セントラル硝子、東亞合成、東ソー、日本ソーダ工業会 |
日本ソーダ工業会は14日の定時総会で田代圓会長(東ソー会長)ら役員の任期満了に伴う改選を行い、新会長に石津進也旭硝子社長、副会長に福澤文士郎東亞合成、中村禎良セントラル硝子両社長を選出した。 石津新会長は記者会見し(1)環境問題への対応(2)ガス拡散電極技術の開発推進(3)事業環境問題への適切な取り組み、の3つの課題をあげて「業界発展のため、積極的に取り組んでいきたい」と要旨次の通り抱負を語った。 環境問題では、化学物質の安全管理やPRTR、LCA、自主活動による環境影響調査などに取り組んでいるが、国際組織であるICCAやWCC、国内では日化協やVECなどと協力し、塩素を中心とした環境問題に積極的に対応していく。 ガス拡散電極技術の開発研究は、電力原単位が40%削減できる画期的な省エネ技術として期待が大きい。99年に実用化に向けた共同研究がスタートして今年度は最終年度となるので、強力に推進していく。 また、景気低迷の長期化に伴い、業界各社の経営状態は極めて厳しいものとなっている。企業個別の問題ではあるが、共通の問題があれば適切かつ積極的に取り組んでいきたい。 |