2002年06月19日
塩ビ樹脂の5月の出荷、内需の硬質用が依然不振
生産も縮小して月末在庫は前年の75.1%に
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

 塩ビ工業・環境協会が19日に集計したところによると、塩ビ樹脂の5月の生産量は16万679〓、総出荷量は17万187〓となった。月末在庫は9万5,925〓である。
 
 これらを前年同月の実績に比較すると、生産は7.6%減、総出荷は1.9%減、月末在庫は24.9%減ということになる。
 出荷のうちの国内向けは11万969〓で5.9%減、輸出は5万9,218〓で6.4%増となっている。国内向けが引き続き大幅減となったのは、硬質パイプの需要が住宅着工件数や公共投資の縮小で不振から脱却できないでいるためと見られる。輸出の増加は6ヵ月連続。中国の需要の好調によるもの。
 
 国内向け出荷の内訳は以下の通り。かっこ内は、左が前月比、右が前年同月比。
 ▽硬質用  = 53,910〓(102.5%、 87.1%)
 ▽軟質用  = 35,225〓( 99.4%、105.3%)
 ▽電線その他= 21,834〓(103.9%、 97.0%)
 国内合計  =110,969〓(101.7%、 94.1%)