2002年06月28日
環境汚染実態調査の対象化学物質の選定がスタート
27日の専門家会議で候補物質がリストアップ
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:環境省

 環境省は27日、「化学物質環境汚染実態調査物質選定検討会」の平成14年度第一回会合を開き、(1)環境汚染の実態を調査すべき化学物質として何を選ぶのが妥当なのか(2)また、各種の調査をどのようにして進めるべきか--の2点について検討を求めた。
 
 その結果、多くの化学物質を対象に今年度から「初期環境調査」「暴露量調査」「モニタリング調査」の3種類の調査を実施する必要があるとの点で委員各氏の意見が一致し、それぞれの調査の種類別に候補物質がリストアップされた。また、調査の進め方についても事務局の原案が了承された。
 この日に候補としてリストアップされた化学物質の数は極めて多く、「初期環境調査候補物質」は48種におよび、「暴露量調査候補物質」は46種、さらに「モニタリング調査候補物質」は41種にのぼった。
 環境省では、7月11日に同検討会の第二回会合を開いて物質の優先度や調査の内容を討議し、調査物質の選定を完了する予定。