2002年01月28日
旭硝子の3月期業績予想、特別損計上し当期益連結90億円の赤字に
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:旭硝子

 旭硝子は28日,2002年3月期の業績予想修正を発表した。
 連結業績は、売上高は前回予想(2001年11月20日)並となる見込みだが、営業利益は化学品のクロール・アルカリ事業の利益減少等から、前回予想より50億円減の570億円と予想。
 
 同社は同日、CRT用ガラス事業および化学品事業で構造改革施策の追加実施を発表したが、これによる特別損益が410億円の損失となり、当期利益は前回予想より190億円減益の▲90億円となる見込み。
 
 特別損益▲410億円のうち、構造改革費用380億円の内訳は(1)船橋工場撤退に伴う固定資産除却損・解体撤去費等170億円(2)化学品事業等人員削減に伴う優遇退職金60億円(3)北九州工場の化学品事業撤退に伴う費用80億円(4)窯業系外装建材事業の集約20億円(4)セラミックス事業分社化15億円(5)その他の構造改革費用35億円。
 
 単独業績も、売上高は前回予想を達成できる見込みだが、営業利益は予想より25億円減の▲60億円となる。当期利益も150億円減益の▲180億円となる見込みだという。

 
[2002年(平成14年)3月期通期連結業績予想修正]
修正値(前回予想)増減額 増減率の順(単位:百万円、%)
◇売上高 1,260,000(1,260,000) - -
◇営業利益 57,000(62,000)△5,000 △8.1
◇経常利益 37,000(44,000)△7,000 △15.9
◇当期純利益 △9,000(10,000)△19,000 -


[2002年(平成14年)3月期通期単独業績予想修正]
修正値(前回予想)増減額 増減率の順(単位:百万円、%)
◇売上高 550,000(550,000) - -
◇営業利益 △6,000(△3,500)△2,500 -
◇経常利益 3,000(6,000)△3,000 △50.0
◇当期純利益 △18,000(△3,000)△15,000 -