2002年07月01日 |
積水化学、自動車ガラス用遮熱中間膜で中国企業と独占供給契約 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭硝子、積水化学工業、トヨタ自動車、日産自動車 |
積水化学工業は1日、世界で初めて開発した自動車の合わせガラス用遮熱中間膜で中国のガラス加工メーカーと独占供給契約し、同国内の市場開拓に共同で取り組むことになったと発表した。 同製品は、中間膜自体に遮熱機能を加えた独特のもので、今年1月に世界ではじめて商品化し、旭硝子との共同研究によって、日産自動車とトヨタ自動車への納入を決めた。 独占契約したのは、中国福建省に本社のある同国最大手の合わせガラス加工メーカー、福輝ガラス工業集団有限公司(曹徳旺会長兼CEO)で、1日契約調印した。契約期間は03年3月末まで。積水化学は技術支援などを行なう。 積水化学は1960年に滋賀水口工場で自動車、建築用の合わせガラス用中間膜の生産を開始して以来、これまでにメキシコ、オランダ、タイなど、海外生産拠点による展開に力を入れてきた。新開発した遮熱中間膜は自動車ガラスに使用することにより、エアコン負荷の軽減や省燃費向上を図る目的で開発した。上市した今年1月ー6月の売上げ実績は23トンと好調。 |