2002年07月04日 |
正野新会長「石化業界のアライアンス、協会として支援」 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:三菱化学 |
石化協の正野寛治新会長(三菱化学会長)は4日、総会後の記者会見で「厳しい時期だが、業界共通の利益、課題解決のために全力をあげたい」と抱負を語った。 この中でとくに、中国との民間対話再開、業界で直面しているアライアンスへの側面支援、環境・安全問題などを中心とした広報活動の強化、の3点を最重点目標に掲げた。 中国との対話については「5月に大橋前会長が訪中したさい、中国石油・化学工業協会(CPCIA)の首脳に提案し、快く受け入れられた。この秋にもと思っていたが、つい先日中国側から来春でどうかといってきた」と状況を述べるとともに「中国への投資や貿易問題、知的財産権などテーマは多いと思う」と再開への期待を語った。 アライアンス問題では「基本的には企業の自主判断による問題だが、石化産業は国民生活にとって重要な産業なのに、その地盤が低下してきた。収益力をつけるために何をすべきかを考えていくことは必要と思う」と、この問題に意欲的に取り組む姿勢を見せた。 |