2002年07月10日 |
藤沢薬品、抗生物質「セフゾン」を中国に輸出・販売 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:藤沢薬品 |
藤沢薬品工業は10日、医療用医薬品経口用セフェム系抗生物質「セフゾン」(一般名:セフジニル)を、中国・西安ヤンセンファーマシューティカル社(本社中国:西安ヤンセン社)に導出したと発表した。 「セフゾン」は、同社が創製した幅広い細菌感染症に適応をもつ経口用セフェム系抗生物質で、1991 年に発売。現在でも経口用セフェム系抗生物質の主要製品の一つとして、同社にとっては国内医療用医薬品の中で最大の売上げを占める主力製品となっている。 西安ヤンセン社は、世界的な大手製薬企業、米・ジョンソンアンドジョンソン社のグループ企業として、中国での医薬品事業を担当。中国最大の医薬品企業で、中国全土をカバーする販売体制を持っている。 藤沢薬品は02年1月、中国での「セフゾン」にかんする輸入許可申請を行っており、輸入許可並びに薬価取得等の手続きが完了次第、西安ヤンセン社が発売する予定。 「セフゾン」は、米国ではアボットラボラトリーズ社にライセンスし、現地製品名「オムニセフR」として販売されている。02 年の売上高は120 百万ドル(約140 億円)を超える見込みで、アボット社の感染症領域の主力製品となっている。同製品はほかに韓国、タイなどアジア4カ国及び中東2 カ国で販売している。 <西安ヤンセン社の概要> 西安ヤンセンファーマシューティカル社 1.英文社名: Xian-Janssen Pharmaceutical Ltd. 2.本社所在地: 北京市 3.設立: 1985 年(ジョンソンアンドジョンソン社と現地資本の合弁企業) 4.代表者: Chong Siong Hin / President 5.従業員数: 1,010 人(2001 年) 6.売上高: 250 百万USドル (2001 年) |