2002年07月10日
発泡スチレンシートの6月の出荷、前年を6.4%下回る
ラミ用は微増、トレー用原反が引き続き不振
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会

 発泡スチレンシート工業会の集計によると、同シートの6月の総出荷数量は9,970tとなった。前年同月の実績を8.6%下回っている。
 
 2ヵ月連続で前年割れとなったわけだが、これは、メーンのトレー用原反の需要が依然として不振を続けていることによるもの。反面、ラミネート用品種はわずかながら前年を上回っている。丼用品種が順調な伸びを維持しているのがその要因。
 
 これに伴い、1〜6月の累計は5万8,630tとなった。前年同期を4.0%下回っている。この場合も、トレー用原反の不振が目立つ。ラミネート用品種は好調を維持している。
 
 出荷の詳細は以下の通り。かっこ内は前年比。
 [6月の実績]
 ▽トレー用原反   = 4,450t( 82.6%)
 ▽一般用原反    = 2,180t( 97.8%)
 ▽単体計      = 6,630t( 87.0%)
 ▽丼用ラミネート品種= 2,170t(104.3%)
 ▽一般ラミネート品種= 1,170t( 96.7%)
 ▽ラミネート用計  = 3,340t(101.5%)
 ▽合計       = 9,970t( 91.4%)
 
 [1〜6月計]
 ▽トレー用原反   =24,960t( 87.1%)
 ▽一般用原反    =12,620t(102.4%)
 ▽単体計      =37,580t( 91.7%)
 ▽丼用ラミネート品種=14,660t(109.0%)
 ▽一般ラミネート品種= 6,390t( 95.8%)
 ▽ラミネート用計  =21,050t(104.6%)
 ▽合計       =58,630t( 96.0%)