2002年07月15日 |
経産省、事故の旭化成雷管工場を立入検査 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:旭化成 |
経産省は、6月12日に旭化成延岡工場で発生した、雷管工場第2爆粉一貫製造工室群造粒乾燥工室の爆発事故の原因と対策についての報告書が同社から提出された。このため管轄の九州経産局は、15日から2日間の予定で同工場の立入検査を開始した。結果をみて、同工場の緊急使用停止措置を解除する方針である。経産省は7月12日、旭化成からの報告内容を要旨次の通り発表した。 爆発事故は6月12日朝発生した。人的被害はなく、造粒乾燥工室の天井など一部に物的被害が生じた。原因は(1)分離板の片側にあったクラックに浸入した起爆薬が、衝撃・摩擦によって発火した(2)造粒機内の爆粉に鉄サビが混入した、のいずれかと考えられる。 今後は、異物等の混入を防止し、清掃・点検が確実に実施できるよう設備面からの対策を講じる。管理面でも日常の点検項目を増やすなどの見直しを行い、再発防止に務める。 九州経産局では提出された事故原因については妥当と判断、さらに立入検査によって必要な評価を行う。 |