2002年07月16日
新日鐵化学と日本カーボン、特殊炭素製品で事業統合
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:新日鐵化学

 新日鐵化学は16日、100%子会社の新日化カーボンが日本カーボンと提携し、両社の特殊炭素製品事業を統合すると発表した。03年1月1日付で日本カーボンが特殊炭素製品事業を分割し、営業を新日化テクノカーボンに承継する。これに伴い新日化テクノカーボンは同日付で「新日本テクノカーボン」と社名変更し、日本カーボンの連結子会社となる。
 
 炭素製品事業は半導体から電子機器、航空・宇宙、各種機械など用途が広く、今後も先端産業分野を中心にますます広がると予想されているが、企業間競争は激しく、生産体制や商品開発力の強化が重要な経営課題となっていた。両社はこの事業統合により、国内シェア第2位(1位は東洋カーボン)となる。
 
 新会社「新日本テクノカーボン」は本社を宮城県黒川郡大郷町に置き、社長には坂本一弘(日本カーボン常務)が就任、資本金493百万円で、日本カーボン、新日鐵化学両社の出資比率は50対50。03年12月期売上高は7410百万円、経常利益610百万円の見込み。(以下詳細は「リリース」コーナー参照)