2002年07月22日 |
PPフィルムの出荷、6月も前年の横並び |
CPPの不振をOPPの輸出がカバー |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本ポリプロ、日本ポリプロピレンフィルム工業連合会 |
日本ポリプロピレンフィルム工業連合会の集計によると、同連合会加盟のOPP(延伸ポリプロピレンフィルム)メーカーとCPP(無延伸ポリプロピレンフィルム)メーカーによる6月の総出荷数量は、3万1,732tとなった。前年同月比は0.2%減である。おおむね前年の横並びということになる。 うち、OPPは前年同月比1.2%増の2万238t、CPPは同2.6%減の1万1,494tとなっている。前月に続いて、CPPのマイナス成長をOPPがカバーしたわけ。もっとも、OPPの場合も、国内向けは前年を0.8%下回っている。同フィルムトータル1.2%の増加は、輸出が62.1%もの大幅増を遂げたから。 この結果、今年1月から6月までの累計は18万9,659tとなった。前年同期に対比すると0.4%増ということになる。うち、OPPは前年同期比1.4%増の11万9,204t、CPPは同1.4%減の7万455tとなっている。OPPがわずかながら増えたのは、国内の食品包装用が0.8%増となったのと、輸出が37.5%増という急拡大を遂げたことによる。それに対してCPPは、食品包装用も輸出も引き続き不振であった。 両品種の6月と1〜6月計の出荷実績は以下の通り。かっこ内は前年比。左が6月、右が1〜6月の累計。 [OPP] ▽食品包装用= 13,598t( 98.3%)。 81,079t(100.8%)。 ▽繊維包装用= 1,476t(109.7%)。 8,531t( 96.5%)。 ▽その他 = 4,154t( 99.1%)。 24,493t(100.0%)。 ▽内需計 = 19,228t( 99.2%)。114,103t (100.3%)。 ▽輸出 = 1,010t(162.1%)。 5,101t(137.5%)。 ▽合計 = 20,238t(101.2%)。119,204t (101.4%)。 [CPP] ▽食品包装用= 9,716t( 98.4%)。 59,703t( 99.1%)。 ▽繊維包装用= 280t( 97.2%)。 1,699t( 99.5%)。 ▽その他 = 1,394t( 96.5%)。 8,401t( 97.1%)。 ▽内需計 = 11,390t( 98.1%)。 69,803t( 98.9%)。 ▽輸出 = 104t( 55.3%)。 652t( 75.0%)。 ▽合計 = 11,494t( 97.4%)。 70,455t( 98.6%)。 |