2002年07月22日
東ソー、今月から幹部職の年俸制をスタート
各人の能力と業績発揮度で評価
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東ソー

 東ソーは今月から、課長職以上の幹部職員を対象に完全年俸制度を採用していく。およそ700人が適用の対象となる。わが国の化学業界ではめずらしいケース。
 
 これについて土屋隆社長は、「少なくとも50億円の収益改善を実現し、最悪時でも150億円の経常利益を出せる体質にすることを目標に今年から実行に踏み切っている『現状の総点検』の一環として導入することにしたもので、『全社員が能力を出し切っている企業』となるための手段の一つ」と説明している。
 
 各人の能力と業績の発揮度を公正に評価して年間報酬額を決めるというもので、評価ランク数は11となっている。同社長は「これを機に各人が業務実績をきちんと自己評価して研鑚し、より高いパフォーマンスを発揮してもらいたい」と訴えている。