2002年07月22日
宇部興産、カプロラクタム事業再構築、大幅合理化図る
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:宇部興産

 宇部興産は22日、中期計画で推進中の事業構造改革の一環として、基盤事業であるカプロラクタム及びその関連事業の再構築を実施すると発表した。
 
 堺工場の旧設備年産2万トンプラントを03年春に停止し、タイ子会社の能力を増やす。タイは副生硫安の処理がしやすく、大幅なコスト合理化が可能となる。
 
 堺工場では各種合理化とあわせ、02-03年度、総額23億円のコスト削減効果を見込む。宇部ケミカル工場でも組織改革に続く生産効率化の推進により02-03年度総額18億円の合理化を実現させる。
 
 同社は現在推進中の中計「New21-UBE修正計画」にCPL事業で10億円の合理化を計画しているが、今回の再構築計画による41億円のコスト削減効果はこれとは別のもので、10億円はこれに上乗せするものだという。(詳細は「ニュースリリース」参照)