2002年07月25日
容リ法に基づく市町村の分別収集と再商品化が大幅に増加
環境省が集計、13年度のプラ容器包装の収集量は前年度の2倍に
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:環境省

 環境省は25日、全国の市町村が容器包装リサイクル法に基づいて平成13年度(13年4月〜14年3月)に分別収集した家庭系各種容器包装の収集実績と再商品化実績を明らかにした。
 
 それによると、ガラス製容器の一部の品種やスチール缶を除いてほとんどの種類の廃棄物が分別収集量の面でも再商品化数量の面でも前年度の実績を上回っている。
 
 中でも伸びが大きいのは、プラスチック製容器包装である。収集量は2倍弱となっており、再商品化数量も2.3倍に拡大している。これには、同法が適用されて2年目となったため各市町村の分別収集活動が軌道に乗ってきたことと、コークス炉における原料炭の代替など新たなプロセスの確立でリサイクル能力(再商品化能力)が拡大したことが大きく寄与している。ただし、年初の分別収集計画数量に対してはかなり少ない。
 
 プラスチック製容器包装の13年度における分別収集と再商品化の実績は以下の通り。
 ▽年間分別収集計画量   =389,272t(うち白色トレーが11,865t)
 ▽年間分別収集実績量   =197,273t;前年度比1.96倍(うち白色トレーが3,402t;前年度比1.12倍)
 ▽再商品化量       =180,306t;同2.32倍(同3,011t;同1.20倍)
 ▽分別収集実施市町村   =1,121;同1.27倍(同726;同1.19倍)
 ▽全市町村に対する実施率 =34.55(同22.4%)
 ▽都道府県別ベスト5   =愛知県24,895t、千葉県18,023t、北海道14,930t、神奈川県14,646t、東京都12,458t。
 ▽うち白色トレー     =静岡県451t、北海道287t、東京都272t、福岡県209t、滋賀県203t。